開業して最初の確定申告が近づくと、多くの方が「会計ソフトはどれを選べばいいの?」と悩みます。その候補としてまず名前が挙がるのが、会計ソフトの老舗・弥生(やよい)が提供するやよいの青色申告オンラインです。

「老舗だから安心そうだけど、実際の使い勝手や料金はどうなの?」というのが、これから始める方の正直な疑問だと思います。この記事では、個人サロン・教室オーナーやフリーランスの方に向けて、やよいの青色申告オンラインの料金プラン・機能・メリット・デメリット・口コミを、2026年8月時点の情報で中立的に整理しました。freeeやマネーフォワードと迷っている方の判断材料にもなるよう、違いも添えて解説します。

やよいの青色申告オンラインの基本情報

やよいの青色申告オンラインは、弥生株式会社が提供するクラウド型の確定申告ソフトです。弥生は会計ソフト業界の老舗で、デスクトップ版の「弥生会計」時代から数えると長い実績があります。その個人事業主向けクラウドサービスが、やよいの青色申告オンラインです。

項目 内容
提供会社 弥生株式会社
サービス形態 クラウド型(PC・スマホ対応)
主な対象 個人事業主・フリーランス(青色申告)
申告対応 青色申告(白色は「やよいの白色申告 オンライン」が別にあり)
特徴 老舗の信頼感・初年度無料キャンペーン・サポートの手厚さ

青色申告は、複式簿記で帳簿をつけることで最大65万円の特別控除が受けられる制度です。節税効果が大きい一方で、簿記の知識がないと帳簿づけのハードルが高く感じられます。やよいの青色申告オンラインは、その複式簿記の部分をソフトが補助してくれるため、初めての方でも青色申告に挑戦しやすくなっています。

やよいの青色申告オンラインの主な機能

1. 銀行口座・クレジットカードの自動取込

事業用の銀行口座やクレジットカードを連携すると、利用明細を自動で取り込み、勘定科目を自動で推測して仕訳してくれます。手入力の手間を大幅に減らせるので、本業に時間を使いたいサロン・教室オーナーに向いています。

2. スマート取引取込

レシートやスキャンデータ、CSVファイルなどを取り込んで、自動で仕訳データに変換する機能です。紙のレシートが多い業態でも、撮影・取込で記帳の手間を圧縮できます。

3. 確定申告書類の作成

日々の取引を入力していくと、青色申告決算書や確定申告書が自動で組み上がります。画面の案内に沿って進めるだけで、e-Tax(電子申告)にも対応できます。

4. 消費税・インボイス制度への対応

インボイス制度(適格請求書)に対応しており、課税事業者になった方の消費税申告にも使えます。法改正があってもソフト側でアップデートされるため、自分で制度変更を追いかける負担が軽くなります。

5. サポート体制

弥生の大きな特徴がサポートの手厚さです。プランによって、電話・メール・チャットでの操作サポートに加えて、仕訳相談や経理業務相談まで受けられます。「操作で詰まったときに人に聞きたい」という方に心強い設計です。

やよいの青色申告オンラインのメリット

1. 初年度のコストをほぼゼロにできる

やよいの青色申告オンラインは、キャンペーン期間中の申し込みでセルフプラン・ベーシックプランが初年度1年間無料になります(2026年8月時点)。サポート付きのベーシックプランまで初年度無料の対象なので、「まず1年使ってみて、合わなければ他社に乗り換える」という判断がしやすく、開業初年度のコストを抑えたい方には大きな魅力です。

2. 老舗ならではの信頼感と安定性

長年にわたり多くの個人事業主・中小企業に使われてきた実績があり、動作の安定性や情報の豊富さは安心材料です。使い方を調べたいときに、解説記事や書籍が見つけやすいのも老舗ならではです。

3. サポートが手厚い

ベーシックプラン以上では電話・メール・チャットの操作サポートが、トータルプランではさらに仕訳や経理業務、確定申告そのものの相談まで対応してもらえます。「簿記はよく分からないけれど、人に聞きながら進めたい」という方にとって、これは大きな安心につながります。

4. どのプランでも機能は同じ

やよいの青色申告オンラインは、3プランで使える機能に差がありません。違いはサポートの範囲だけなので、「安いプランにすると確定申告書が作れない」といった心配は不要です。まずは必要なサポート量から選べます。

5. 簿記の基礎を身につけながら使える

やよいの青色申告オンラインは、伝票・仕訳の考え方がオーソドックスな設計です。簿記の基礎を学びながら帳簿づけをしたい方には、むしろ素直で分かりやすい構成と言えます。

やよいの青色申告オンラインのデメリット・注意点

1. 2年目以降は料金が発生する

初年度無料は魅力ですが、2年目以降は通常料金に切り替わります。セルフプランは年額11,800円+税、ベーシックプランは年額22,800円+税です(2026年8月時点)。継続利用を前提に、2年目以降のコストを事前に把握しておきましょう。「初年度無料」だけで判断すると、翌年の料金で戸惑うことがあります。

2. 初年度優待には適用条件がある

初年度の無料・半額は2027年3月15日までの申し込み分が対象で、適用には自動更新の決済方法(口座振替またはクレジットカード情報)の登録が必要です(2026年8月時点)。継続しない場合は、契約終了月の前月末日までにキャンセルの手続きが必要になります。申し込み前に対象期間と条件を公式サイトで確認しておきましょう。

3. 自動化の幅はクラウド専業ソフトに一歩譲る場面も

銀行・カード連携やAIによる自動仕訳の幅は、freeeのような自動化重視のソフトと比べると、シンプルに感じる場面があります。「とにかく入力を減らしたい」という方は、無料お試しで自動化の精度を確かめてから決めるのがおすすめです。

4. 青色申告専用(白色は別ソフト)

やよいの青色申告オンラインは名前のとおり青色申告向けです。白色申告で進めたい方は「やよいの白色申告 オンライン」が別に用意されています。自分がどちらで申告するかを決めてから選びましょう(節税を重視するなら青色申告がおすすめです)。

料金プラン(2026年8月時点)

やよいの青色申告オンラインは、サポート範囲に応じて3つのプランに分かれています。機能はどのプランも同じです。

プラン 初年度 次年度以降 サポート範囲
セルフプラン 0円(1年間無料) 年額11,800円+税 WebFAQ
ベーシックプラン 0円(1年間無料) 年額22,800円+税 電話・メール・チャットの操作サポート
トータルプラン 年額19,800円+税(1年間半額) 年額39,600円+税 操作サポート+仕訳・経理・確定申告の業務相談

※初年度の無料・半額は2027年3月15日までの申し込み分が対象のキャンペーンで、適用条件があります。料金はキャンペーンや改定で変動します。最新の正確な金額は公式サイトでご確認ください。

プランの選び方

  • セルフプラン: コストを最優先したい方、調べながら自力で進められる方
  • ベーシックプラン: 操作で困ったときに電話やチャットで聞きたい方
  • トータルプラン: 仕訳や確定申告のやり方そのものを相談したい方

開業初年度は、セルフプランかベーシックプランの初年度無料で実際の使い勝手を確かめ、必要に応じて翌年にプランを見直す、という流れが無理のない選び方です。初めての確定申告で不安が大きい方は、同じ初年度無料ならサポートが付くベーシックプランを選んでおくと安心です。

弥生シリーズの最新の料金プラン・キャンペーン内容は公式サイトから確認できます。

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実際の口コミ・評判

Web上の評判を中立的にまとめると、おおむね次のような傾向が見られます(2026年8月時点)。

良い評判

  • 「初年度無料で気軽に始められた」
  • 「電話サポートがつながりやすく、簿記が分からなくても進められた」
  • 「老舗なので情報が多く、調べれば大体解決できる」
  • 「画面が素直で、簿記を勉強しながら使えた」

気になる評判

  • 「2年目から料金がかかるのを後で知った」
  • 「自動取込の精度は悪くないが、freeeのほうが入力は楽だと感じた」
  • 「青色申告と白色申告でソフトが分かれているのが最初は分かりにくい」

サポートの手厚さと初年度無料を評価する声が多い一方、自動化の幅や2年目以降のコストを気にする声もあります。サポート重視か、自動化重視かで評価が分かれる印象です。

どんな人におすすめか

やよいの青色申告オンラインは、次のような方に向いています。

  • 開業初年度でコストを抑えたい個人サロン・教室オーナー(初年度無料を活用)
  • 操作で困ったときに電話やチャットで人に聞きたい
  • 老舗の安定感・情報の豊富さを重視する方
  • 簿記の基礎を学びながら帳簿づけをしたい方

逆に、「とにかく入力を自動化して経理時間を最小化したい」という方は、freee会計のような自動化重視のソフトも比較検討する価値があります。詳しくは弥生 vs freee 確定申告ソフト徹底比較も参考にしてください。

申込みの流れ

やよいの青色申告オンラインは、次の流れで始められます。

  1. 公式サイトでプランを選び、登録(初年度無料のセルフプラン・ベーシックプランから試すのがおすすめ)
  2. 事業用の銀行口座・クレジットカードを連携
  3. 直近の取引を入力 or 自動取込で動作を確認
  4. サポートの必要度に応じて、翌年のプランを見直す
  5. 確定申告期に青色申告決算書・確定申告書を作成し、e-Taxで提出

初年度無料の期間に実際の取引を入れてみることで、「自分の運営スタイルに合うか」がはっきり判断できます。

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まとめ

やよいの青色申告オンラインは、初年度無料・サポートの手厚さ・老舗の安定感が強みのクラウド確定申告ソフトです。料金はセルフ・ベーシック・トータルの3プランで、機能は共通、違いはサポートの範囲です。

  • コストを最優先するなら セルフプラン(初年度無料 / 次年度以降 年額11,800円+税)
  • 操作サポートが欲しいなら ベーシックプラン(初年度無料 / 次年度以降 年額22,800円+税)
  • 仕訳や申告の相談までしたいなら トータルプラン(初年度半額 年額19,800円+税 / 次年度以降 年額39,600円+税)

(いずれも2026年8月時点。最新の料金は公式サイトでご確認ください)

「人に聞きながら安心して青色申告を完走したい」という開業1年目の方に、特に向いているソフトです。まずは初年度無料で実際に触れてみて、自分の経理スタイルに合うかを確かめてみてください。

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