STORES予約とSquare予約は、どちらも月額0円から始められる予約システムです。無料で個別予約と通知から始めたいなら、予約件数の上限がないSquare予約も有力な選択肢になります。少人数教室のレッスン予約やスタジオ運営でも、STORES予約・Square予約のどちらも定員制の予約や回数券・月謝の仕組みに対応しているため、業態だけで一方に決めつける必要はありません。月間の予約数・1枠あたりの定員・回数券や月謝の使い方によって、自分に合うプランが変わります。この記事では、2026年9月28日時点で確認できた公式情報をもとに、STORES予約とSquare予約を同じ条件で比較します。

まず「予約数・1枠の定員・継続課金」を整理する

STORES予約とSquare予約は、どちらも個別の予約受付だけでなく、複数人が同時に参加するレッスン形式の予約にも対応しています。導入前に、以下の3点を自分のビジネスに当てはめて整理しておくと、比較がしやすくなります。

  • 1か月にどのくらいの予約件数が発生するか
  • 1つの予約枠に何人まで受け入れるか(個別予約か、定員制のレッスンか)
  • 回数券や月謝など、継続的な支払いの仕組みを使うか

「ひとりサロンだからSTORES予約」「教室だからSquare予約」のように業態だけで決めるのではなく、上記の条件と料金プランを照らし合わせて判断することをおすすめします。

無料プランでできることと有料プランの違い

スマホでご覧の方は、表を横にスクロールしてご確認ください。

項目 STORES予約(フリープラン) Square予約(無料プラン)
月間予約数 50件まで 上限なし(1アカウント1店舗)
公開ページ数 2ページまで ー
事前決済 申請・審査を経て利用可 利用可(Square決済と連動)
回数券の販売・月謝の自動課金 可能 ー
回数券・月謝を使った予約受付(消化) 有料プラン(スモール以上)が必要 パック(回数券)はプラス以上。月謝は下記参照
レッスン・イベント形式の定員制予約 利用可(フリープランから対応) プラス以上が必要
代表者がまとめて予約する「グループ予約」 ビジネス以上が必要 ー

STORES予約は無料プランでも、1枠に複数名を受け入れるレッスン・イベント形式の定員制予約を利用できます。ただし、代表者が複数人分をまとめて予約する「グループ予約」はビジネス以上のプランが対象です。また、回数券の販売や月謝の自動課金自体は無料プランでも可能ですが、それを使った予約受付(消化)にはスモール以上の契約が必要です。Square予約は無料プランでも予約件数の上限はありませんが、クラス予約やパック(回数券に相当する機能)はプラス以上のプランが前提になります。

(出典:STORES予約 料金ページ、Square予約 料金ページ、いずれも2026年9月28日確認)

料金と契約期間(税区分に注意)

スマホでご覧の方は、表を横にスクロールしてご確認ください。

項目 STORES予約 Square予約
無料プラン 0円 0円
有料プランの目安 スモール:年一括9,790円/月(税込、月200件・10ページ)、最短3か月契約12,980円/月(税込) プラス:3,000円/月/店舗
上位プラン目安 プランやオプションにより変動 プレミアム:8,000円/月/店舗
契約期間 自動更新。年契約または最短3か月、途中解約は残期間分を支払う 公式サイトで契約条件を要確認
事前決済の手数料 パッケージ通常5.5%/中小特別条件適用で5.2%(固定額加算なし) 前払い3.6%、カード手入力・保存済みカードは3.75%

STORES予約の事前カード決済手数料は、予約プラン(フリー/スモール/チーム/ビジネス)ではなく、決済側の「STORESパッケージ」プラン(フリー/スタンダード)によって変わります。フリーは通常5.5%・中小特別条件適用で5.2%、スタンダードは通常3.6%・特別条件適用で3.3%で、いずれも固定額の加算はありません。予約プランを有料化しただけでは、この決済手数料率は下がりません。スタンダードの料金は、年契約の月払いで3,300円(税込)/店舗、月契約で3,960円(税込)/店舗です。

STORES予約の料金は公式サイトで税込表記が明記されています。年契約のスモールプランは、契約時に年一括117,480円(税込)を支払う形、最短3か月契約は一括38,940円(税込)を支払う形です(いずれも月額表示×契約月数)。一方でSquare予約は、公式サイト内のページによって税込表記と税抜表記が混在しているため、契約前に必ず表示価格の税区分を確認してください。

STORES予約の事前カード決済の特別料率(5.2%など)は、年間流通額3,000万円未満といった条件を満たしたうえで申請・認可を受けた場合に適用されるもので、全ユーザーに自動適用されるわけではありません。

決済手数料の試算例(決済手数料のみ)

仮定:月40件×5,000円=事前決済20万円の場合、STORESパッケージのフリー通常料率5.5%なら11,000円、Square予約の前払い3.6%なら7,200円になります。これは決済手数料のみの試算で、月額プラン料金・税・返金時の取り扱い・入金サイクル・特別料率の適用有無などは含みません。実際の負担額は契約プランや取引条件によって変わるため、この試算だけでどちらが安いと判断しないでください。

個別予約と定員制レッスンの受付

1件ずつ受け付ける個別予約は、STORES予約・Square予約のどちらも無料プランから利用できます。1つの枠に複数人を受け入れる「定員制レッスン」についても、扱いに違いがあります。

  • STORES予約:レッスン・イベント形式の定員制予約は、フリープランから利用できます。一方、代表者が複数人分をまとめて予約する「グループ予約」の仕組みはビジネス以上のプランが対象です。この2つは別の機能として案内されているため、自分のレッスン形式に合うかを公式サイトで確認してください。
  • Square予約:クラス(定員制レッスン)の作成・定員設定・講師管理は、プラス・プレミアムプランで利用できます。日時などの設定を変更すると、既存の予約がキャンセル・返金扱いになる場合があるため、運用開始後の変更には注意が必要です。

Googleカレンダーとの同期は、Square予約ではプラス以上のプランが対象です。無連絡キャンセル(ノーショウ)時に、事前に登録・保存されたカードへキャンセル料を請求できる機能もプラス以上のプランで利用できますが、実際にキャンセルポリシーを適用するかどうかや請求の操作は店舗側の設定・判断によります。STORES予約側のGoogleカレンダー連携・リマインド通知がどのプランで使えるかは、本記事作成時点で公式サイト上に明確な記載が確認できなかったため、必要な通知の種類を整理したうえで公式サイトまたは問い合わせ窓口で確認することをおすすめします。

回数券の販売・消化と月謝の違い

回数券・月謝を扱う場合は、「販売できること」「予約に紐づけて消化できること」「定期的に課金できること」を分けて考える必要があります。

スマホでご覧の方は、表を横にスクロールしてご確認ください。

項目 STORES予約 Square予約
回数券の販売・月謝の自動課金 フリープランでも可能 パック(回数券)はプラス以上。月謝は下記参照
回数券・月謝を使った予約受付(消化) スモール以上が必要 パック(回数券)はプラス以上。月謝は下記参照
月謝と予約枠の自動連携 月謝を使った予約受付自体はスモール以上で利用可 予約枠の自動付与・消化は未確認

Squareの月謝運用は他の定期課金機能との組み合わせが案内されていますが、月謝の支払いで毎月の参加枠が自動付与・消化される仕組みかは本記事作成時点で確認できていません。

Square予約のパック機能は、オンラインで利用する場合、同じ電話番号で少なくとも1回オンライン予約を完了している必要がある、といった利用条件があります。月謝運用を主目的にする場合は、実際に管理画面で「月謝を払えば自動的に予約枠が使えるか」を試用して確認することをおすすめします。

導入前にチェックしたい5項目

  1. 自分の実際の予約メニューを1件、管理画面で作成できるか(例:60分・定員4名のレッスン、4回分の回数券)
  2. 希望する枠数・定員・スタッフ割り当てを設定できるか
  3. お客様役になって、予約と日時変更の流れを実際に試せるか
  4. 必要な通知(リマインド等)、回数券の消化、会計への引き継ぎができるか
  5. 有料プランへの移行が必要になった場合の年間負担・解約条件を確認したか

これらは導入前に確認したい項目の案内であり、本記事の制作時点で筆者が管理画面を実際に試用した記録ではありません。契約前に必ずご自身で操作し、最新のプラン条件を公式サイトでご確認ください。

条件別の選び方

  • 無料プランの範囲で個別予約だけを受け付けたい → STORES予約・Square予約のどちらも月0円で開始でき、Square予約は予約件数の上限がない点が特徴です。
  • 定員制のレッスンを開きたい → STORES予約はフリープランからレッスン・イベント形式の定員制予約に対応しています(代表者がまとめて予約する「グループ予約」はビジネス以上)。Square予約はクラス予約の作成・定員設定にプラス以上のプランが必要です。
  • 回数券・月謝を販売したい → STORES予約はフリープランからでも回数券の販売・月謝の自動課金ができます。Square予約のパック機能(回数券に相当)はプラス以上が必要です。
  • 回数券を使って予約を受け付けたい → STORES予約はスモール以上、Square予約のパック機能はプラス以上が対象です。
  • 月謝を使って予約を受け付けたい → STORES予約はスモール以上が対象です。Squareは他の定期課金機能との組み合わせを案内していますが、月謝の支払いと予約枠の付与・消化が連携するかは未確認です。必要な運用を契約前に確認してください。
  • POSレジと連携して会計まで一元化したい → STORES予約はSTORESパッケージのスタンダードプラン加入、Square予約はSquare POS・Square決済との連携が前提になります。導入済みの決済・レジ環境との相性も比較材料にしてください。

どちらか一方を無条件におすすめすることはできません。自分の予約数・定員・継続課金の使い方に照らして、実際の管理画面で試してから判断することが重要です。

まとめ

STORES予約とSquare予約は、どちらも無料プランから始められる予約システムですが、予約件数の上限・定員制レッスンの扱い・回数券や月謝の仕組みには違いがあります。料金は公式サイトの表示額を基準にしつつ、税区分や契約期間、特別料率の適用条件は契約前に必ず確認してください。

より詳しくそれぞれのサービスを知りたい方は、STORES予約は個人サロンに最適?機能・料金・他社との違い、Square予約は個人サロンで使える?機能・料金・評判もあわせてご覧ください。店頭決済やレジ機能まで含めて比較したい方はSTORES・Squareの決済・レジ・予約を比較した記事、回数券・継続課金の仕組みを他社も含めて比較したい方は予約システム導入チェックリストもご参照ください。

出典