「Airレジは聞いたことあるけど、AirペイとかAirリザーブとか、Airって名前のサービスが多すぎて違いが分からない」――そんな声をよく耳にします。これらはすべて、リクルートが提供する店舗向けサービス群「Airビジネスツールズ」のメンバーです。この記事では公式サイトのラインナップに沿って各サービスの役割・料金を整理し、個人サロンや教室での組み合わせ例まで紹介します。

Airビジネスツールズとは?

Airビジネスツールズは、株式会社リクルートが提供する個人事業主・小規模店舗向けの業務支援ツールの総称で、公式サイトでは「予約・受付管理、会計、決済から人材採用、シフト管理、資金調達まで」をカバーするサービス群と説明されています。最大の特長は、共通アカウント「AirID」ひとつで複数のツールを使い分けられること。公式も「『AirID』ひとつで13もの別々のサービスが、まるでひとつのサービスのようにスムーズに使えます」と案内しています。連携も用意されていて、たとえばAirペイの公式サイトには「Airレジの会計金額がAirペイに自動反映される」と明記されています。全体像はAirビジネスツールズの評判・料金・使い方でも解説しています。

なお、ネット上では「Airインボイス」「Airワーク 勤怠管理」「Airペイ QR」といった名前も見かけますが、2026年8月時点で公式サイトのサービス一覧・フッターの関連サービス欄にこれらの名称は見当たりません。請求書まわりはAirレジのインボイス制度対応機能、勤怠まわりはAirシフト、QRコード決済はAirペイ本体の機能として提供されています。

全サービス一覧表【2026年8月時点】

公式サイトのサービス一覧・Airレジ公式フッターの「Airレジの関連サービス」に掲載されている名称でまとめました。

サービス名 役割 料金の目安
Airレジ POSレジ(会計・売上管理) 初期・月額・サポートすべて0円
Airレジ オーダー 飲食店向けオーダーシステム 機器・月額は別途(要確認)
Airペイ キャッシュレス決済 初期・月額固定費・振込手数料0円(決済手数料別)
Airペイ ポイント 共通ポイント導入(Airペイのオプション) 要問い合わせ
Airウェイト 順番待ち・受付管理 無料0円/ベーシック11,000円/スタンダード22,000円(月額・税込)
Airリザーブ 予約管理システム フリー0円/ベーシック5,500円/スタンダード11,000円(月額・税込)/プレミアムは要問い合わせ
Airシフト シフト作成・勤怠管理 利用開始月と翌月0円/3ヶ月目以降1人月額330円(税込)※2人以下は一律990円(税込)
Airメイト 売上・経営分析 初期・月額0円
Airカード 法人・個人事業主向けビジネスカード 年会費あり(特典条件は要確認)
Airワーク 採用管理 求人ページ作成・応募者管理 0円
Airワーク 給与支払 給与の一括振込 スタッフ1名ごとに料金(金額は資料で)
Airキャッシュ Airペイの将来の売上を使った資金調達 要確認
Airマーケット お店に役立つサービス提案サイト
Airレジ マガジン 店舗運営の情報サイト
レストランボード 飲食店向け予約台帳アプリ 要確認

※2026年8月時点。料金は変更される可能性があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。

各サービスの詳細

Airビジネスツールズ全サービスまとめ【Airレジ・Airペイ・Airリザーブ・Airウェイト等】 挿絵1

レジ・決済系

Airレジは、iPad / iPhoneで使える無料のPOSレジアプリです。公式の費用ページでは「レジ機能を含むすべての機能を利用制限などもなく0円」と案内されています(Airレジ オーダーの機能を除く)。詳しくはAirレジは美容室で使える?料金・機能・口コミをどうぞ。インボイス制度(適格請求書)への対応も、独立したサービスではなくAirレジの機能です(公式FAQに「インボイス制度に対応した領収書またはレシートを発行する方法」等の案内あり)。

Airレジ オーダーは飲食店向けのオーダーシステムで、注文をキッチンへ自動で伝えAirレジの会計につなげられます。Airレジ本体と違い、機器代・月額費用が別途かかります。

Airペイは、クレジットカード・電子マネー・交通系電子マネー・QRコード決済に対応する決済サービスです。Airレジと連携すれば会計金額がそのまま引き継がれ、iPad1台でお会計が完結します。

決済手数料は公式トップに「0.99%〜3.24%」とありますが、この幅は決済手段によるものです(2026年8月時点の公式表記)。

決済手段 決済手数料
クレジットカード・電子マネー(楽天Edy以外) 3.24%(非課税)
交通系電子マネー・楽天Edy 税込3.24%(税抜2.95%)
QRコード決済(COIN+以外) 税込3.24%
COIN+ 税込1.08%(税抜0.99%)

つまり**サロンや教室でよく使われるクレジットカード・交通系IC・PayPayなどは一律3.24%(税込)**で、「0.99%〜」はCOIN+のみの料率です。ここだけ見て全体が安いと判断すると実際の手取りとズレます。

入金は公式FAQで「入金回数は利用口座によって月6回または月3回」と案内されています。みずほ・三菱UFJ・三井住友の口座が月6回、その他の金融機関は月3回で、自分で回数を選ぶ方式ではありません(ゆうちょ銀行は利用不可)。振込手数料は全銀行0円です。

さらにAirペイ公式では、Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverのカード決済手数料が2.48%になる「決済手数料ディスカウントプログラム」が案内されています(月額固定費は0円のまま)。適用条件はVisa・Mastercard・JCB系の3区分でそれぞれ内容が異なり、審査もブランド単位です。公式は3区分すべてに「適用要件はこれらに限られないものとなります」と明記しているため、最終的な可否は各ブランドの規約と審査によります。Airペイの手数料と入金サイクルの詳細はAirペイの決済手数料と入金サイクルで整理しています。

Airペイ ポイントは、dポイント・Vポイント・Ponta・楽天ポイント・WAON POINTをお店で貯める・使えるようにするAirペイのオプションです。

予約・受付系

Airリザーブは、ネット予約を受け付けられる予約管理システムです。初期費用・サポート費用は0円、解約金もなく、予約が何件入っても月額費用は変わりません。オンライン決済の手数料は3.24%。公式には「Airペイ・Airレジ・Airウェイトと顧客情報の連携が可能」と記載があります。予約リマインドメールの配信やGoogleカレンダー連携はベーシック以上なので、フリープランで足りるかはこの線引きで判断してみてください(詳細はAirリザーブの評判・料金レビュー)。

Airウェイトは、iPadを受付に置いて発券・呼び出しを自動化する受付管理ツールです。初期費用0円、契約期間の縛りや解約金もありません(iPadやプリンターは別途費用)。LINE呼出やAirリザーブとの予約情報連携はベーシック以上の機能。予約制の個人サロンでは出番が少なめですが、フリー来店中心の業態なら検討の価値があります。なおレストランボードは飲食店の席と予約を管理する予約台帳アプリです。

スタッフ管理系

Airシフトは、シフトの希望収集・作成・共有に加えて、タイムカード(打刻)と打刻実績の管理までひとつで行えるツールです。公式のサービス一覧でもカテゴリは「勤怠管理|シフト管理」と表記されており、勤怠まわりはAirシフトが担当しています。

料金は、利用開始月と翌月が0円の無料体験期間で、3ヶ月目以降はスタッフ1人あたり月額330円(税込)。ただし**スタッフ数が2人以下の場合は一律月額990円(税込)**です。初期費用・サポート費用は0円で、体験期間終了後に自動で課金は始まりません(継続には有料申込みが必要)。課金対象はスタッフ用アプリ「シフトボード」と連携しているスタッフです。

Airワーク 採用管理は、0円で求人ページを作成して応募者を管理できるツールです。公式サイトの注記のとおり、2025年4月よりIndeed Japan株式会社にて提供されています。

Airワーク 給与支払は、スタッフ全員への給与振込をまとめて行えるサービスです。振込先の金融機関がどこでも利用料金(振込手数料込み)が一律になるのが特長。公式FAQは「スタッフ1名毎に料金がかかります。詳しい利用料金は資料をダウンロードしてご確認ください」と案内しており、公式サイトに具体的な金額の掲載がないため、コストを比べたい方は資料で確認するのが確実です。

分析・お金まわり系

  • Airメイト: Airレジなどのデータを使った経営分析ツール。公式では初期費用・月額費用0円ですべての機能が使えると案内されています
  • Airカード: 法人・個人事業主向けビジネスカード。公式では還元率1.5%と紹介されています
  • Airキャッシュ: Airペイの将来の売上を先に受け取れる資金調達サービス。公式は「一般的なローン・借入とは異なります」と説明しています
  • Airマーケット: 公式の表記どおり「お店に役立つサービス提案サイト」。Airマーケット自体が商品を売る通販サイトではなく、他社のサービス(備品・消耗品の仕入れサイトを含む)を紹介するサイトです
  • Airレジ マガジン: 店舗運営や開業のノウハウを発信する情報サイト

業種別・おすすめの組み合わせ例

  • 個人サロン(ネイル・エステ・リラク等): Airレジ+Airペイ+Airリザーブ。予約から会計・決済までの基本動線がそろいます
  • 教室・スクール(ヨガ・料理教室等): Airリザーブ+Airレジ。レッスン予約と月謝・レッスン料の管理を一本化
  • スタッフを雇うお店: 上記に加えてAirシフト。シフト作成と打刻・勤怠の管理を追加
  • フリー来店中心のお店: Airレジ+Airペイ+Airウェイト
  • 飲食店: Airレジ+Airレジ オーダー+Airペイ。注文から会計までを一本の流れに

「まずはAirレジとAirペイから始めて、必要になったツールを同じAirIDで足していく」のが現実的な使い方です。各ツールの申込みは公式サイトから確認できます。

他のPOSレジシリーズとも比較したい方へ

たとえばスマレジは、無料プランから始められるPOSレジを中心に、勤怠管理やタイムカードなどの周辺サービスを展開しています。顧客管理の項目設計や多店舗運用まで見据えるなら、Airレジと並べて検討する価値があります。

スマレジ公式サイトはこちら
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スマレジの資料請求はこちら

また**POS+(ポスタス)**は、サロン・飲食店向けの高機能POSレジで、導入時の設置やトレーニングまで含めたサポートが用意されています。公式サイトは月額料金を公開しておらず、資料請求や問い合わせで見積もりを確認する形です。Airレジとの違いはポスタスとAirレジを徹底比較でまとめています。

POS+(ポスタス)公式サイトはこちら
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【POS+(ポスタス)】

よくある質問

Airビジネスツールズ全サービスまとめ【Airレジ・Airペイ・Airリザーブ・Airウェイト等】 挿絵2

Q1. Airビジネスツールズはまとめて契約するのですか?

いいえ、必要なツールだけ個別に申し込む形です。AirIDを1つ作れば、あとから追加できます。

Q2. 全部無料で使えますか?

AirレジやAirメイト、Airワーク 採用管理のように0円で使えるツールがある一方、Airシフトのような人数課金、AirリザーブやAirウェイトのような有料プランもあります(2026年8月時点)。決済系は決済手数料がかかります。

Q3. Android端末でも使えますか?

Airレジ アプリの動作端末は、公式FAQでiPadとiPhoneのみと案内されています。ただしAirレジ バックオフィス(管理画面)はWindows・Macのブラウザでも使えます。レジ端末そのものをAndroidで運用したい方は、Android対応のPOSレジ(スマレジ等)を検討してみてください。

Q4. 個人事業主でも申し込めますか?

申し込めます。個人店・小規模店舗が主なターゲットのシリーズなので、開業前の方でも導入しやすい設計です。

Q5. 「Airインボイス」や「Airワーク 勤怠管理」というサービスはありますか?

2026年8月時点で、公式サイトのサービス一覧・関連サービス欄にこれらの名称は見当たりません。インボイス制度への対応はAirレジの機能、勤怠管理(打刻・実績管理)はAirシフトの機能として提供されています。QRコード決済も独立サービスではなく、Airペイが対応する決済手段のひとつです。公式サイトで探すときはAirレジ・Airシフト・Airペイのページを見てみてください。

まとめ

  • レジ・決済・予約・受付・シフト/勤怠・分析・資金調達まで、店舗業務を1つのAirIDでカバーできる
  • 0円で使えるツールが多い一方、Airシフト・Airリザーブ・Airウェイトには有料プランがあるので、必要な機能がどのプランからかは事前に確認を
  • 全部そろえる必要はなく、AirレジとAirペイを入り口に必要な分だけ追加していくのが現実的

サービス名は似たものが多く、公式にない名称が出回っていることもあります。導入を決める前に、この記事の一覧表にある公式の名称で公式サイトを確認してみてください。

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