サロンや個人事業主がキャッシュレス決済を導入するとき、候補として必ず挙がるのが AirペイSquare(スクエア) です。「どちらが手数料が安い?」「入金サイクルはどう違う?」「端末代は?」と気になるポイントは多いですが、実際に並べて比較している情報は意外に少ないのが現状です。

この記事では、Airペイとスクエアを 決済手数料・対応ブランド・入金サイクル・端末代・使い勝手 の5軸で比較し、サロン・個人事業主それぞれにとってどちらが向いているかを整理しました。掲載している料金・手数料は2026年8月時点の公式サイトの情報に更新しています(料金は改定されることがあるため、申込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください)。

Airペイとスクエアの基本情報

まずは両サービスの概要を押さえておきましょう。

Airペイとは

Airペイは、リクルートが提供するキャッシュレス決済サービスです。同じリクルートの Airレジ(POSアプリ)・サロンボード(予約システム)・ホットペッパービューティー(集客)と組み合わせて使えるのが強みです。対応する決済ブランドは92種にのぼり、美容・飲食・小売など幅広い業種で導入されています(2026年8月時点)。

なお、Airペイ自体にレジ(POS)機能はありません。会計まで1台で完結させたい場合は、無料のAirレジ アプリを合わせて使う形になります。

Squareとは

Squareは、米国発のフィンテック企業が提供するキャッシュレス決済サービスです。月額0円で始められ、審査承認後は最短当日から決済を受け付けられます。Square POS・Square予約・Squareインボイスなど同社内で完結するエコシステムが特徴です。

選び方の5つの軸

1. 決済手数料の安さ

日々の売上から差し引かれる決済手数料は、長期で見るとサロン経営の利益を大きく左右します。「○%〜」と書かれている料率は下限であることが多いので、自分の店でよく使われるブランドが何%なのかまで見るのがコツです。

2. 対応する決済ブランド

クレジットカード(Visa / Mastercard / JCB / American Express / Diners Club)、電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay等)、QRコード決済(PayPay・d払い等)のどこまで対応しているかで、取りこぼしの有無が変わります。

3. 入金サイクル

売上の振込タイミングは、個人事業主のキャッシュフローに直結します。週1回か月3回かで、手元資金の動きが大きく変わります。

4. 端末代・月額費用

初期投資の規模と継続コストを把握しましょう。カードリーダーを「購入する」のか「貸与してもらう」のかはサービスによって異なります。

5. 他サービスとの連携

POSレジ・予約・会計ソフトとの連携は、日々の業務効率に影響します。すでに使っているサービス・これから導入するサービスとの相性を事前に確認しましょう。

Airペイ vs スクエア 比較表

2026年8月時点の公式情報をもとに、主要項目を整理しました。

比較項目 Airペイ Square
月額費用 0円 0円
初期費用 0円 0円
カードリーダー 無償貸与(別途iPadまたはiPhoneが必要) Square リーダー(第2世代)4,980円(税込)
決済手数料(クレジットカード・電子マネー) 3.24%(※1) 対面2.5%〜(※2)
決済手数料(QRコード) 3.24%(COIN+のみ1.08%) 対面2.5%〜(※2)
入金サイクル 月3回(みずほ・三菱UFJ・三井住友の口座なら月6回) 三井住友・みずほは翌営業日(毎日)、その他の金融機関は毎週金曜(水曜締め)
振込手数料 0円(ゆうちょ銀行は利用不可) 無料(即時入金を使う場合は送金額の1.5%)
対応OS iPad / iPhone(iOS) iOS / Android 両対応
連携しやすいPOS Airレジ Square POS

※1 ディスカウントプログラムの適用でVisa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverが2.48%になります(適用条件あり。月額固定費は0円のままです)。 ※2 年間キャッシュレス決済額3,000万円未満で、主要カードブランドによる対面決済の場合の料率です。条件に当てはまらない場合は3.25%〜、またはカスタム手数料が適用されます。

Airペイの手数料は、クレジットカード・電子マネー・主要なQRコード決済のいずれも3.24%が基本です。ブランドごとの内訳や入金日の数え方は、Airペイの手数料・入金サイクル徹底解説でさらに詳しくまとめています。

Airペイの詳細

特徴

Airペイ最大の強みは、Airレジ・サロンボード・ホットペッパービューティーを同じリクルートのサービスで揃えられること です。すでにホットペッパーで集客しているサロンなら、集客から予約・会計・決済までを1つの流れに乗せやすくなります。

メリット

  • 対応決済ブランドが92種と多く、主要な電子マネー・QR決済を幅広くカバーできる(2026年8月時点)
  • カードリーダーは無償貸与のため、端末の購入費用がかからない
  • Airレジ アプリ(無料)と組み合わせれば、会計と決済を1台にまとめられる
  • ディスカウントプログラムの適用条件を満たせば、主要カードブランドの手数料が2.48%になる

デメリット

  • iPadまたはiPhoneが必須で、Android端末では使えない(機器は自分で用意する必要があります)
  • カードリーダーの電源アダプタは付属しないため、別途用意が必要
  • 入金は月3回が基本(みずほ・三菱UFJ・三井住友の口座なら月6回)で、Squareより回数が少ない
  • ゆうちょ銀行は振込先口座として利用できない

向いている方

  • ホットペッパービューティーで集客する美容サロン
  • Airレジを導入している・導入予定のサロン
  • 対応ブランドの多さを重視する方

サロンでの使い勝手や導入手順は、Airペイは美容室・サロンで使える?でも解説しています。

Squareの詳細

特徴

Square最大の強みは、入金の早さiOS / Android両対応の柔軟性 です。三井住友銀行・みずほ銀行の口座を登録していれば、売上は翌営業日に自動で振り込まれます(その他の金融機関は毎週金曜)。振込手数料はかかりません。

メリット

  • 三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日入金で、手元資金を早く確保しやすい
  • 月額0円・初期費用0円。リーダーも4,980円(税込)と初期投資を抑えやすい
  • iOS / Android 両対応で端末の選択肢が広い
  • Visa・Mastercard・American Expressなどの審査は通常1〜3営業日で、最短当日から使い始められる

デメリット

  • 公式が案内する電子マネーは交通系IC・iD・QUICPayで、楽天Edyは案内されていない(PiTaPaは利用不可と明記されています)
  • JCB・Diners Club・Discoverは別途審査(通常5〜15日)、QRコード決済は各社の審査(通常30日以内)が必要で、申込み直後は使えるブランドが限られる
  • 三井住友銀行・みずほ銀行以外の口座では、入金は週1回(毎週金曜)になる

向いている方

  • 入金サイクルを最短にしたい個人事業主
  • iPhone・Android どちらの端末でも使いたい方
  • 出張サロン・訪問美容などスピード重視のビジネス

Squareの機能や実際の使い勝手は、Square決済をサロンで使うメリット・デメリットで詳しくまとめています。

タイプ別おすすめ

Airペイがおすすめな方

  • ホットペッパービューティー経由で集客している美容サロン: 集客から決済までリクルート系で揃えると業務の行き来が減る
  • Airレジを導入予定のサロン: レジと決済を同じiPadで完結できる
  • 端末の購入費用をかけたくない方: カードリーダーが無償貸与のため、初期費用を抑えやすい

Squareがおすすめな方

  • 出張サロン・訪問美容などモバイル運用が中心の方: Android対応・入金の早さが強み
  • 売上のキャッシュフローを早くしたい方: 三井住友・みずほの口座なら翌営業日入金
  • 申込みからすぐ使い始めたい方: 主要カードブランドは最短当日から受け付けられる

どちらでもOKな方

  • 月額固定費ゼロで始めたい方(どちらも月額0円)
  • クレジットカードの手数料差を特に気にしない方

なお、「iPadを持っていない」「Androidのスマホしかない」「もう少し手数料を抑えたい」といった理由でどちらも決め手に欠ける場合は、STORES決済 が第3の選択肢になります。月額0円のフリープランがあり、Visa・Mastercardは2.48%(適用条件あり)から利用できます。ただしフリープランでは専用の決済端末を27,720円(税込)で購入する必要があり、月額3,300円(税込・店舗ごと)のスタンダードプランなら1台目が無償貸出になります(いずれも2026年8月時点)。

アカウント作成は無料で、費用をかけずに料率と機能を確かめられます。

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STORES決済の手数料と入金の仕組みは、STORES決済の手数料・入金サイクル完全ガイドで整理しています。

よくある質問

Q. Airペイとスクエアを併用しても大丈夫?

A. 両方のアカウントを持って使い分けることは可能です。ただし売上の集計先が2つに分かれて会計処理が煩雑になるため、基本は1社に絞るのがおすすめです。

Q. 審査はどれくらいで通る?

A. Airペイは通常3日程度が目安です(Airペイ タッチは最短15分)。Squareは主要カードブランドが通常1〜3営業日で、最短でアカウント作成当日から利用できます。ただしJCB・Diners Club・Discoverは5〜15日、QRコード決済は各社の審査で通常30日以内と、ブランドによって時間差があります(2026年8月時点)。

Q. 端末は購入とレンタルどちらがお得?

A. 両サービスで方式が異なります。Airペイは利用時の必要機器(カードリーダー)が無償貸与で、iPadまたはiPhoneを自分で用意します。Squareはリーダーを4,980円(税込)で購入する方式です。「手持ちのiPadがあるか」「Androidを使いたいか」で実質の初期費用が変わります。

Q. 決済手数料は交渉できる?

A. Squareは年間取引高が3,000万円以上の場合、カスタマイズされた料金プランの相談ができると案内されています。個人サロンの規模では、原則として公式の手数料率が適用されると考えておきましょう。Airペイにも適用条件つきのディスカウントプログラムがあるので、条件に当てはまるかは申込み時に確認するのが確実です。

Q. どちらもピンとこない場合の代替は?

A. 月額0円で始めたいならSTORES決済、レシートプリンターまで一体になった決済端末が欲しいなら PAYGATE が候補になります。PAYGATEはプリンター内蔵・Android搭載でWi-Fiと4G回線に対応しているため、iPadやスマホを別に持たなくても、その1台で会計まで完結できます。据え置きでも持ち運びでも使いたいサロンや、出張施術のある方に向いた形です。

資料請求・問い合わせは無料で、料金や導入条件を確認してから判断できます。

PAYGATE公式サイトはこちら
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PAYGATE詳細はこちら

手数料や入金のタイミングは、PAYGATEの手数料・入金サイクル解説にまとめています。

まとめ

Airペイとスクエアは、どちらも月額0円・初期費用0円で始められる 点は共通しています。違いが出るのは次の3点です。

  • 入金サイクル: Squareは三井住友・みずほなら翌営業日、Airペイは月3回(対象銀行なら月6回)
  • 使える端末: AirペイはiPad / iPhoneのみ、SquareはiOS / Android両対応
  • 手数料の条件: Airペイは3.24%が基本でディスカウントプログラムの適用条件あり、Squareは対面2.5%〜(条件を満たさない場合は3.25%〜)

判断の順番はシンプルです。ホットペッパービューティーやAirレジをすでに使っているならAirペイ、手元にiPadがない・入金を早くしたいならSquare、どちらの条件にも当てはまらないなら、月額0円から使えるSTORES決済や、端末1台で完結するPAYGATEまで含めて比べてみてください。

料率は条件つきで案内されているものが多いので、最後は自分の店の決済ブランド構成と年間の決済額に当てはめて計算するのが、後悔しにくい選び方です。

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